タキロンシーアイ製の硬質塩ビ多孔プレート（フィルタープレート）生産終了のお知らせ

タキロンシーアイ（株）が硬質塩ビ板の多孔プレートの生産終了の発表をしました。

塩ビ板にパンチング加工を行い、穴がたくさん開いている板材です。

一般的には水槽等の蓋や仕切板等に使われています。

また、塩ビ素材が薬品に強いこともあり、工場や処理設備などから発生する有害ガスや悪臭ガスを洗浄し、安全な状態にするための「スクラバー」という装置内の、フィルターのセパレータ等に使用されています。

現状では、他メーカーでも販売はしていますが、１ロット数十枚の条件での対応や、アイボリー色が無い等の条件もあり、選べる選択が狭まった事は間違いありません。

また、注文が集中した時に在庫切れが起きた際には、今までよりも納期が長引く事になると考えられます。

近年では、半導体ウェーハ等の洗浄をする際に、液切りを行う工程でも使用されています。
材質は、塩ビだけでは無くPPやPTFEの材質でも求められることがあります。

弊社では、NCルーターを使い多孔の穴加工を片側面取りし、製作する対応が可能です。

決まったサイズの板材で、必要な開口率で穴加工を行います。

穴の形状を丸穴だけではなく、長穴や楕円穴等の形状でも製作可能です。

材質も、板材があれば塩ビはもちろん、PPやテフロンでも対応可能です。

板厚も、パンチングでは加工が出来ない5mm以上も対応が可能となります。

もちろん、パンチング加工と比べるとコストは上がる傾向にありますが、決まったサイズで対応可能ですので、余計な穴が開いていない利点もあります。

フィルター関係や半導体ウェーハ・電子部品等の、洗浄時の液切りを行う工程で必要な際にはご相談ください。

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