加工
プラスチック素材の中でも加工難度が高い「薄板PTFE(フッ素樹脂)」のNCルーター加工
今日は弊社の得意な加工の一つ、薄いPTFE(フッ素樹脂)板の「NCルーター加工」をご紹介いたします。
PTFEは、耐熱性や耐薬性が優れている素材です。
その為、あらゆる分野において利用されています。
柔らかく、剥離性と粘りがある為に、プラスチック素材の中でも加工難度は高いです。
特にガスケットやシリンダー等に使用される場合に板厚の薄さを求められる事が多く、高い加工技術が必要です。
弊社では、「PTFEの薄い板材をNCルーターで様々な加工にする事」を得意としています。
板厚1mmまでは、型を製作してビク抜き(トムソン抜き)加工も可能ですが、板厚が2mmまで厚くなると、ビク抜き特有の角のつぶれや精度が守れないなどの問題が発生します。
また、ビク抜きは複雑な形状での加工が困難な事や、形状変更の場合に型を再製作することになるなど、欠点もあります。

非粘着性であり固定が困難であることから、精度を求めたくても切削加工が難しく対応出来ない加工屋さんも多い中、弊社では固定してNCルーターでの加工が可能です。
もちろん、温度による変化も大きい素材ですので、精度に不安を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
どのくらいの精度を求めるかにもよりますが、弊社では加工時の公差は高い基準で製作が可能です。
また、ビク抜きは型代が発生しますので、少量のロットにはNCルーターでの加工が有利となります。
型が不要ということは、小ロット多品種等にも向いています。

この様な加工を求められたい時は、ぜひ一度弊社にご相談ください。